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晴耕雨読は忙しい! 加地慶子
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紙をつかう

2009/11/08 04:21
段ボール箱を抱えたI夫妻がやってきた。
抱えていたのはI氏のほう。
箱の上にはコピー紙が2冊。
つまり500枚×5冊=2500枚+1000枚=3500枚のコピー用紙をいただくことになる。
手持ちの紙が100枚を切っていたので、
このプレゼントはありがたい。
感謝、感謝。

日々、紙をつかう。
原稿だけではなく、ネット情報をカラー印刷する。
数日前、若い人に「私は白黒印刷です」と言われた。
インク代の節約である。
なるほど賢い。
が、私はカラーはカラーで見たい。

紙のプレゼントの前、前日は白いたいやきだった。
テレビで見たことはあるが、口にするのは初めて。
説明書に、オーブントースターでとある。
温めて二つも食べた。
もちもち感と、とろ〜りの初体験。
美味しいものを食べるのが好きになっている。

以前はホテルバーのチーズもかじる程度の少食だった。
「美味しそうによく食べる人が好きです」と男に言われた。
男に好かれるために大食する気はなく、
ナッツを噛んで「小鳥みたいに」とまた言われた。
いまの私とバーへ行ったら驚くにちがいない。
ツマミくらいでは納得できず、レストランへ誘うだろう。









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求人しても応募ゼロ、と

2009/11/05 21:13
30代の技術者の仕事を見る機会が多い。
通信、電気、ガス、セキュリティ、コンピューター、サービスなど。
彼らはとにかく忙しいから、てきぱき手早い。
知識や技術があってアドバイスも的確。
そのうえ、みなマナーよい。
重ねてやさしく親切である。
笑顔が消えない。

資質のよい人材が採用され、教育され、
プロとして職業人としてレベルアップしたのだろうか。

求職難らしい。
派遣切りときく。
ハローワークは行列とメディアは報じる。
どこかの高校新卒の求人率も40%代とか。

ところが前述の技術者が言ったのだ。
「30万円かけて求人広告したけど、応募者はゼロ」
えっ!? とビックリマーク付で私は驚いた。
仕事がなくて生活保護をもらう若者がいるというのに。

どうして?
外仕事が寒い、暑いで嫌なんですよ。
たしかに。
昨日なんか氷雨のなか、東京電力の人がを電柱の上にいた。
光ケーブルの工事の人もいた。
「そうだけど?」と、なお納得いかない私。

トヨタの冷暖房完備工場のほうが楽だろうか。
しかし技術を持って長く働ける職業選択を若い人は考えたほうがよいのでは。

寒風のなか働いている人々を見かける。
あるいは真夏の日差しを浴びて仕事する人たちがいる。
暑い寒いなく、彼らは自分の職業に精出す。
ただ通り過ぎるだけの私は、大きな感動をおぼえる。
みんな一所懸命、働いているのね。

午後5時。
警備保障会社の技術者から電話。
「いま〜にいるので7時になります」
えっ!? と私。
これからまだ働くの?
「異常ありませんから、きょうでなくてもいいですよ」

30代の技術者たちは、人手が足りないのか、こうして夜も働く。
彼らはみな、カッコイイ。





















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ほぼ日刊イトイ新聞

2009/10/27 02:44
このタイトルはサイト名だが、
出版された同名の本についてむかし、
「ミセス」に書いたことがある。
著者は糸井重里。

今夜、サイトの「ほぼ日」ほぼ日刊イトイ新聞を見て歩き、
永田野菜のページにはまってしまった。
山荘に菜園をつくってくれた人がいて(イセキの人)、
私も野菜をつくっているからだ。

なにごとも初めは本で学習する主義の私は
「趣味の園芸」「野菜の時間」などのNHKテキストを購読し、
録画して1年間、番組を見た。
「野菜通信」に糸井重里が出ていた。

糸井重里といえばコピーライターという言葉と重なる。
その職業はこちらから見れば鋭角のイメージ。
まばゆい。

いっぽう農、野菜はなんともスロー。
藤田智先生と亀井さんと、のちには西条秀樹も加わる「野菜の時間」によれば、
土を耕し、二週間前に苦土石灰を入れ、堆肥と化成肥料を混ぜこみ、やっと種を撒き、苗を植える。
マルチシートや虫除け布を貼ったり、支柱を立てたり。

一瞬、糸井重里と野菜はミスマッチ、と思ったが、
だんだんその接点、というか「コピー」という仕事のスローさが、
草引きしながら考えているときに感じられた。
鋭角の感覚ではコピーは生まれない、と。
野菜づくりに共感する感覚が必要なのだと。

サイト「ほぼ日」の永田野菜に、
プランターに赤玉土で野菜を育てるとある。
赤玉土は鉢植えにつかう。
たとえば赤玉土+鹿沼土+腐葉土など。
プランター野菜には培養土、と読んでいたので、発見である。

「ほぼ日」のコンテンツはいろいろ出版されているが、
サイトをていねいに読み、印刷すれば、
良質のこの情報は「タダ」で得られる。
むかし私が「ミセス」に書いた『ほぼ日刊イトイ新聞』は
先取りの「タダ」社会を伝えて興味深かった。















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オリオン流星13個と人工衛星4個を

2009/10/24 16:34
一日目。
午後10時から待機。
南側の掃き出し窓にくっついて寝そべる。
家の中だし、背中がぽかぽかだし、空を見つめる目は閉じられる。
一瞬の流れに目が離せないのに、断続的につい眠ってしまう。
(言い訳〜2,3日寝てないせい)

二日目。
2:30デッキに出る。
ホットカーペットを敷いて暖かいので、今度は座って見る。
オリオン座は真上。
星空が「清く美しい」。
すぐに1本、明るい光がオリオンめがけて東から西へ流れる。
(この1本がもっとも強かった)

ゆっくり流れる星はなに?
また1本。
人工衛星と気づく。

午前4時前、赤い点滅の航空機が西へ向かい、まるく下がる。
翌日も同じ時刻に同じ航路で1機。

三日目は未明に2つ見て流星観測は終了。











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word7の不具合

2009/10/14 06:32
友人は買ったばかりのPCの不具合で、
日々「憂鬱」である。
その気分の悪さはよくわかる。
むかしからストレスのすくない私でも、
PCの不調にはいらいらするからだ。

不具合の原因はワードにあるらしい。
「ウィンドーズとの電話修復でも結局根本的な解決はできませんでした。起きた時は一度切ってまた立ち上げねばなりません。ワード2007の問題点でまだ解決はないのだそうです。アメリカで模索しているとか、そんな説明を最後にされてしまいました。納得できないけれどそうやって使うほかないそうです。なんか憂鬱です」(憂鬱な彼からの受信メール)
アナログ系の彼の困惑が伝わる。

このブログを書いているPCはNECデスクトップだが、
NEC一筋の6台目になる。
すでに修理を2度。
ウインドーズ95、98、XPと買いつづけ、
現在はなだめながら使用している。

急にディスプレイが黒くなる、勝手に再起動する。
壊れたなら買い換える、と考えているとどういうわけか鎮静する。
人の心を読むようだ。

連絡のこない男・女に、いよいよ別れを決める。
すると心を見透かすように、
男・女から電話が入る。
まあいいか、と優柔不断に男・女は機嫌を直す。

しばらくするとまたメールや電話が途絶える。
あるいは冷たくなる。
また別れを考える。
その途端、ダイヤを持って男が現れる。
やさしい声で「元気?」と女から電話がくる。
そしてよりがもどる。
不調のPCとのつきあいはそれに似ている。


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内掛け姿でお茶を披露する花嫁

2009/10/06 12:25
ホテルでの披露宴で花嫁がお茶を披露した。
その姿が美しくて見とれた。
ふくらんだ背の内掛けが、
緊張をつくって凛とする。
しなやかに伸びた手が所作をかたちづくる。
親しい者との茶室での振舞いにはない、
デモンストレーションの美がある。

「自然に」といったことばは「善」になりがちだが、
観客を前提のステージにこそ感動があった。

新郎側によって運びこまれた道具の立派さも花嫁を引きたてた。
カジュアル、軟嗜好の現代にあっても、
角あるかたち、緊張ある硬が好きだ。





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マスクのワクチン効果

2009/09/25 12:30
 読売ニュースに次のような記事があった。*以下コピー
「新型インフルエンザの患者1人が他人にうつす人数を1割減らすだけで、国内患者の総数は4分の3にとどまり、ワクチン1600万人分の効果に匹敵することが、田中剛平・東京大学助教(数理工学)らの計算でわかった。

 マスクの着用など患者のちょっとした心がけが、新型の蔓延(まんえん)防止に大きな効果を生むことを示す初めての結果だ。

 東大の田中助教と合原一幸教授は、新型インフルエンザの感染力が、通常の季節性よりやや強く、感染者1人が平均1・4人にうつすと仮定。感染者の半数が発症するとして、感染の広がりを計算した。

 その結果、特別な対策をしないと、最悪の場合、1回の大流行で国民の4分の1に当たる3300万人が新型インフルエンザを発症する。一方、マスク着用や外出を控えたりすることで他人にうつす割合を10%減らすと、25%の患者を減らせることがわかった。うつす割合を20%減らせれば、患者の減少は60%にも達した。

 仙台医療センターの西村秀一・ウイルスセンター長は、「患者全員がまじめにマスクをすれば、感染の広がりを止める力は大きい。簡単な実験では、せきなどの飛沫(ひまつ)は、マスクで20分の1から100分の1程度に減らせた」と強調する。

 慈恵医大の浦島充佳・准教授(公衆衛生)も「南半球の調査では、感染者の半数以上に自覚症状がなかった。少し具合が悪い、家族に患者がいるという人がマスクをすることで感染拡大を防げる」と話している」

 しかし駅でも電車、新幹線、バス、施設館内でも、
99パーセント、ほとんどの人がマスクを着けていない。
10日ほど前、見える範囲、東京駅で数えたら、マスク着用は私以外で2人だった。

よく新幹線を利用する私は、
最近、ガーデニング用ビニール手袋をはく。
これは便利でおすすめ。

手袋は以前から、美容と衛生のために夏、冬常用していた。
夏は紫外線カットの布製、冬は皮製。

新幹線のテーブルや手すりを
除菌用のウエットティッシュで拭くときもある。
ついでに鞄や携帯も。
家に帰ると玄関外でじゃぶじゃぶ手洗いする。
うがいは医院でもらううがい薬で。
これでワクチンを待つという自分BCPの危機管理。

それでもパーティなど集まり多く、
マスクを着けない人から感染させられるかも。
で、
そのときはさっさと強引に入院するつもりだから、
押入れの鞄に下着とパジャマを入れてある。














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民主党鳩山代表は「いい人」

2009/09/07 06:31
小沢新幹事長には、国会も人事もお任せしますと言い、
管氏には国家戦略局相、岡田氏には外相のポジションを与え、
社民・国民新党にも閣僚の椅子を用意する。
その他、国民に顔の知れた「論客」がいるから、
椅子の配分に気を遣うことだろう。

アメリカとも中国ともロシアとも、
朝鮮半島、アフリカ、インド、中東とも、
経団連、労働組合、医師会、NPO、中小企業、農業団体、
子育て世代に高齢者に派遣労働者に、
配慮してあげたい人にちがいない。

日本国民を一人残らず幸福にしたい。
顔を合わせた人はなおさら取り立ててあげたい。
その権力を持っているのだから。

選挙期間中の演説やインタビューの言葉は
きれいすぎて照れくさかったが、
裏なく、本気で美辞麗句を生きる人かも。

心配がある。
外国に誤解されやすい曖昧な日本語を好んでつかえば、
その言葉を利用されて国益を逸するなんてことになりかねない。













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志高き野党に

2009/09/03 08:07
民主党との連立与党に擦り寄る社民党。
最も重要な外交・防衛政策を抜く、
あるいは妥協の「合意」は、国民に示してきた理念を裏切る。

参院票集めの民主党、ポストほしさの社民党、
ということでは情けない。

生活政策への合意なら、その法案に賛成すればよい話。
自公連立の「役割」を果たした公明党とはちがう。
社民党は誇り高く、理想主義の自分の道を貫くべきである。
そのために議員増数を研究しましょう。

自民党は野党になったからといって卑屈になってはいけない。
国民は野党を尊重しなければいけない。
野党には重要な役割がある。

二大政党制がベストのようにいわれているが、
第3の政党が必要。
白か黒か右か左かの短絡は、
総国民一方雪崩れを生むばかりで、
知的思考を麻痺させる。

自民か民主かではなく、
そういう意味から「みんなの党」「新党日本」など他の力に伸びてほしい。

ものごとは三方の理があってこそ、
正への判断がなされる。












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若い人に

2009/08/25 03:16
鎌田紗和の新刊『人間賛歌 生きているから』(木耳社)は
高校生など、若い人に向けて書いたのだと思う。
詩と書というスタイル、
わかりやすい言葉、
美しい書によって
書家の思いはとてもよく伝わる。

困難を生きなければいけない若い人たちは、
励まされるのではないか。

土曜日、この本を小さな集まりで紹介した。
本についてはなにも話さず、表紙を見せただけである。

一人の男性がページを開き、なにか思いを持って見ている。
心がとどまる言葉があったのかもしれない。

「13歳の男の子ですが、悩んでいるようなので、いいかと思い……」
彼はそう言った。

著者は長年、いくつかの書道教室や高校で
若い人に書道を教えてきた。
全国大会で高校受賞させたり、
海外へ書道留学させたり、
若い人と関わる仕事も多かった。
そんなところから、
どうしても伝えたい言葉が生まれたのだろう。

数多くの書展、個展で鍛えた書が本業だから、本のなかの書は本物。
11月には銀座で何度目かの個展が開かれる。
鎌田紗和ホームページ・人はみな地球の子供です
鎌田紗和新刊「人間賛歌 生きているから」
ジュンク堂書店




地球の子供 (アルカディアシリーズ?フローラブックス)
美研インターナショナル
鎌田 紗和

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ブログに実名

2009/08/12 03:09
グループのブログに実名を出して投稿した人がいて
1時間もの議論になった。

結果は「実名を出さない、書かない」となった。

プライベートなことではないが、
知りうる他人の情報を公開するのは、
内容のよしあしにかかわらず、
マナー違反である。

「昨日、渋谷で佐藤さんが、街のゴミを拾って美化にいました」
という文章は、悪い内容ではない。
むしろ佐藤さんの善行を伝える。

しかし佐藤さんは、
その日渋谷にいたこと、ゴミを拾っていたことを
世界に知らされる。
渋谷にいたことゴミを拾っていることを知られたくなくてもである。




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天皇ご一家お出迎え

2009/08/04 19:04
勝又浩『「正直一途」のこと』には、
小田切秀雄が「天皇行幸の奉迎をした」とある。
秀雄少年は成績優秀だったので府立の中学生徒代表としてその光栄を与えられた。
昭和5年3月の帝都復活祭のこと。

「行幸沿道の民家は雨戸を閉めよと命じられていたような時代、天皇の顔を直接見、声を聞いた庶民などほとんどなかった時代のことだ。先生の体験がどんなに破格な、稀有な「光栄」だったか想像して見るべきであろう」(勝又浩) 

小田切自身、「それまでわたしは医師になるつもりで最も勤勉忠実に学業にはげみ、成績優秀で、たとえば東京市復興(関東大震災からの)のさいの公立府立工芸学校への天皇”行幸”のおりには、府立の中学生徒代表の資格で”奉迎”する”光栄”をあたえられたほどだったが……」(「片岡良一」)と書いてその「光栄」感が伝わる。
小田切秀雄が? とこの話は意外ながら、小田切でも、とこの感じは理解できる。
長年の日本の歴史で、天皇家は日本国民の皮膚感覚になじんでいるのだ。
「侵略戦争」があろうと国民は天皇家を慕う。
「美智子さま」であり「雅子さま」であり「皇太子殿下」「愛子さま」そして「天皇陛下」なのである。
ご一家は自分たち日本国民の安穏の象徴なのである。

7月下旬の晴れ間を見てわたしは、山荘で牛蒡抜きをした。
育ちすぎた野菜にあわてていた。
ジーンズの膝は泥に汚れ……。

菜園に「天皇ご一家、御用邸入り」の情報がきて、
「早く、早く」と急かされたとき、何を考えたか。
この恰好でお客さまのお出迎えは失礼!
「着替えなくていいから、そのままでいいから」
そのときわたしは何をしたか。
家に駆けこみ、日焼け避けに羽織った長袖ブラウスを脱ぎ、カットソーから出た腕まで手を荒い、泥のついた鍔広の黒い帽子を捨て走りながら、クリーニング仕立ての白い帽子を頭に載せた。

御用邸へむかう車列を待つ人々はすでに沿道に集まっている。
やさしい警察官がそちらに誘導してくれる。
「ヘリコプターがきたからもう来るよ」
地元の女が言う。
「来る?」とその言葉に不適切を感じたが、
彼女はそのお方ではない、きょうのその「事」が来ると言ったのであった。
それは「見えた?」にもあって、「事」が見えたかどうかをたずね、
「はい、しっかり拝顔しました」と答えるわたしは「人」を対象にしている。
「見えましたか」と心配してたずねてくれた警察官も、「事」についてきいたのだ。
「はい、とつぜん見えてびっくりしました」
わたしも「事」を共有する。

















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104号法廷

2009/08/03 11:32
きょうから始まった裁判員裁判。
裁判が行われる104号法廷には一度入ったことがある。
文学の友人の同級生が被告の裁判ということで誘われ、
傍聴券を手に入れるために早くから並んだ。
寒い冬の朝だった。

入場前に廊下で受けた金属探知器が鳴る。
あら何かしら? とわからず言って検査員も重要視せず、次の人に移る。
せっかくの場なのに拍子抜け。
身体検査でもしてほしい。

家に帰って鞄を整理してわかった。
化粧ポーチの爪ヤスリだったのではないか?
ヤスリの先は数ミリ、とがっている。
検査員に悪い気がした。
爪ヤスリを取り出して見せてあげれば安心しただろうに。

きょうの裁判は70過ぎた男の隣人殺し。
殺された向かいの女性と日ごろからいさかいがあったらしい。
双方、エスカレートして殺人?

なぜサバイバルナイフが家にあった?
こんな刃物を持っていることじたい、ふつうではない。
殺された女性はそのことに気づけばよかったのだ。
気づけば接触しない。
ふつうでない人に腹をたてても、
建設性はないからだ。

中高年の男の怒鳴り声は駅などでよく耳にする。
気難しい年代なのか。
脳の抑制力の衰え、感情コントロールの機能低下もある。
理性を失っているのに、自分の正当性に取付かれる男たち。

まず自分の現状を知ること。
しかしそうなるずっと前、
10年前から自分を認識して効果的な予防策を。














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甲斐がある

2009/07/18 08:08
表参道で開く合評会は月2回。
この暑いなか20人ほどが集まる。

「加地さんの批評がいいから、来る甲斐があるわ」
エレベーターでAさんが声をかけてくる。
何人かが同調して「来る甲斐がある」と言う。
「そういってもらえるとわたしも甲斐があります」
と返す。休まないで出て来ようと思う。

こんなことを1976年からつづけている。
休みたいときもあり、わがままなわたしは欠席する。
真面目な人はけっして休まない。
そのひとりTさんが、きょうは来ていない。
体調が悪いのかもしれないと気になる。
Tさんは文字使いなどの細かい間違いを正す。
カタカナ語もよく直す。
みな頼りにしている。

最近、入会したMさんの批評もよかった。

人はそれぞれの個性で生きているから、
それぞれ役がちがう。
他とのちがいを与え、他のちがいをもらう。
そこに双方の「甲斐」が生まれる。
甲斐があるから種々の関係に参加する。
もらうばかりでは甲斐がないのだ。












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7月に冬ガウン

2009/07/12 04:14
昨夜から冬のガウンを着ている。
窓も、昨夜から小窓まで閉めている。
寒い!
現在3:36、夜明け前。
いつもなら鳥が啼き出す時間なのに、きこえない。
鳥も寒くて身を縮めてる?

いつもとちがう気象に、人々は「温暖化?」を口にする。
イギリスから3カ月ぶりに帰ってきたYさん、
庭の木が折れていてびっくり。
「上のほうで風が渦巻いたそうです」
とわたし。
*NTT(工事)の人が言った。
*温暖化ですからねえ。

背中が寒い!
椅子にホットカーペットがほしい。
昨日、梅雨の晴れ間に干して片づけたばかり。

南箱根の山荘に通っていたころはどんなだったか?
冬布団ではあったが。
サマーカーディガンぐらいですんだはず。
朝霧が障子を鳴らし、その音で目覚めた。
小説「消える夏」にこの霧をつかった。

小説を書く上で場所や気候がわたしには重要。
そこがきまらなければ始まらない。
読者には何町と特定できなくても、
この町と作者はきめている。
この道、この家、この部屋。
場所との出会い、これが創作の決め手です。














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お茶の木

2009/07/11 20:04
明日は都議選、首都決戦、というときに暢気な話。

朝、友人のTから電話。
じゃがいものお礼とすぐにわかって大笑い。
道の駅のようなところで買ったものなの?
ううん、うちの。
ええっ、そんなものまでつくってるの?
ごぼうもね。
びっくりしたなあ、イメージぜんぜんちがった。

そうです、徹夜、夜遊び、外泊の私がここ数年、
「暗くなったらお家へ」に大変身。

煙草をやめたとき、「品行方正になったらつまらない」
と彼は言ったくらいだから、
この変身には不満かもしれない。

しかし私の「不良」は周囲の者たちの大いなる誤解。
私は元から真面目だった。
不良ぶる傾向はある。
といっても遊びは嫌い。
遊び半分が嫌い。

いまだって、いまから北海道へ行きたいとなればいますぐなんとしても行く。
一週間でも必要があれば北海道にいる。
三日で、もういいとなればさっさと帰る。
そのことを誰にも言わない。
真面目に真剣に一人、いまはじゃがいも掘り。





















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『オキナワ 大神の声』

2009/06/13 10:31
夫馬基彦氏に三年ぶりの本『オキナワ 大神の声』(飛鳥新社)が出版された。
即、ネットで購入。
以前「三田文學」に書評を書いたことがあり、その新刊本の文節がうかぶ。

夫馬氏のメールには「7年前から毎年、奄美から始め沖縄の西端与那国島まで琉球弧列島の島に通い、印象に残った島を舞台に30〜40枚くらいの短編小説を連作していったものをまとめたものです。今では年間200万人を超える観光客が訪れる南国の島々ですが、日本と外国の間に存在する境界地域として、そこにはいろんな人の出入りがあり、人生があります。ウタキやユタ、神女に象徴される神秘と美もあります。
それらを描いたもので、小生、65歳の記念作のつもりです」とある。







オキナワ大神の声
飛鳥新社
夫馬 基彦

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辻井伸行さんに「もし一日だけ目が見えるとしたら〜」のインタビュー

2009/06/11 11:36
その質問にびっくりした。
目が見えない人に「なにが見たい?」ときくのである。
辻井さんは両親を見たいとこだわりなく答えた。
その答を待っていたのかもしれない。
テレビ効果への期待だったのでしょうね。
ごくろうさま!

しかし無分別な長屋おばちゃんでも、
この質問はしない。
(むかしのおばちゃんは社会分別があった)
かわいそうというのではない。
人のマナーである。
分別である。
はずかしい!

ましてマスコミのインタビュー。
視聴率1%で100万人に届く「公器」の人。

「あなたが1日だけ美女になれるとしたら誰になりたい?」
*あなたブスねえ。

「あなたが1日だけほんとうのお母さんの子供になれるとしたら?」
*あなたのお母さん継母でしょ。

「あなたのバスト、1日だけFカップになれたら?」
*あなたの胸、 背中?

「あなたの背が1日だけ180越えたら?」
*あなたチビね。

「1日だけ足があるとしたらどこへ行きたい?」
*わたしには義足があるからどこへでも行きます。












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流水式小水力発電機ストリーム

2009/06/07 02:28
「横浜ビジネスグランプリ2009にて審査員特別賞を受賞」
の流水式小水力発電機ストリームに、大いに興味を持つ。
水流のある所ならどこでも発電。
しかも小型。
小型というところが気に入った。

水力発電はダムの水を使う。
ダムは巨大である。
大掛かりなものは組織でなければ動かせない。

ストリームは船や工場で利用できる。
水流あれば家庭でも使えそうだ。
この使い勝手のよさこそ、他業種でも商品開発のポイント。
そして新文明。
庭に幅1メートルの川がほしい。



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インク切れ

2009/06/06 15:48
店頭になかったインクカートリッジをネットで買った。
送料無料にするためにミニSDも注文した。
その宅配を待っているところに、
印刷してチェックしなければいけない原稿がメールで届く。
インクはまだか。
遅い! 
と気が急くのは、
ネットはすぐ、ネットは早い、のくせがついているからだ。

同じ日、ビールを店頭で買って配送依頼した。
その他日用品も配送扱いにし、それぞれに配送料を支払う。
ネットならタダ、とレジでつい思うのは、
ネットは早い、安い、タダ、が習慣化しているせい。
習慣は心を壊す。




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