「1票の格差」を単純に人口比で考えれば、議員は大都市に集中


今回の参院選で四国の徳島・高知、山陰の鳥取・島根は、

 県境をまたぐ選挙区になった。

 一人1票の公平さで選挙を行うなら、

 有権者数(人口)の多い県は議員定数は多くなり、

 少ない県は定数がすくなくなる。

 高知・徳島が合区されてもなお、

 東京圏の人口比では格差は残る。

 弁護士グループが「違憲」を訴えて裁判を起こすのも、

 一人1票の公平を望むからだ。

 住む県によって権利に不平等があってはならない。

 日本国民はどこにいても公平に、平等に扱われなければならない。

 選挙となれば一番の権利だから尚更。


 この考え方で貫くなら、やがて四国4県で1人区となるだろう。

 議員数を削減するならそれもよい。

 しかし10減10増などで、減った人数が他の県へ回されるかもしれない。

 
 減数分で東京圏の議員数が増やされる。

 人口比ならそうなる。


 選挙の公平とはなんだろう?

 人口比だけで考えるやり方には、

 大都会に暮らす国民に有利な選挙にしたい、

 都会人の思想で政党を選びたい、という政治活動の誘導にもなり得る。


 たとえば人口密度が高いからと渋谷区内に数十人の議員は要らない。

 その議員を人口の少ない地方で活動させたほうが、

 国民の声を公平に国会へ届けられる。

 渋谷にいて高知や鳥取の暮らしなど体感できない。

 感じなければ政治もできない。

 「1票の格差」「1票の不公平」の美語に惑わされないことがだいじ。

 

  




 



奇跡の村 地方は「人」で再生する (集英社新書)
集英社
相川 俊英

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 奇跡の村 地方は「人」で再生する (集英社新書) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

この記事へのコメント